2015年12月17日

湿布を勧めない理由①

みなさんこんにちは。

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。(*^^*)

今回は湿布をお勧めしない理由について書きます。


湿布の効果は鎮痛と消炎です。この効果事態は悪くありません。

悪いのは湿布の薬成分ではなく、実は湿布の台紙にあります。

もちろんですが、湿布は痛いところ、気になるところに

ペタッと貼って使用します。このペタッと貼られたところというのが、

密閉状態となり、この密閉状態が体に良くないのです。


毛細血管を押さえつけて血流が悪くなるという報告があったり、

皮膚呼吸ができなくなるといった事もあるのですが、

私が1番お伝えしたいのは、湿布の中で熱がこもるということです。

痛みのある部分、気になる部分というのは、炎症を起こしています。

炎症を起こしている部分というのは、熱を逃がしたいのですが、

湿布の台紙が、熱を閉じ込めてしまうのです。

極端に言えば、サランラップで包んだ状態です。

この状態が続くと、炎症部分の温度はさらに上がってしまい、

炎症を助長させてしまいます。


また湿布を貼った部分は、筋肉の動きが悪くなり、血流が悪くなったり

筋肉が突っ張った状態になります。


過去に、こういう患者さんがおられました。

60代男性。1日中パソコンのお仕事をされていて、

重度の肩こりで悩んでおられました。

お話を伺うと、朝から晩まで湿布を貼り続けているとのこと。

「1度だまされたと思って湿布を1,2時間で外してください」

と指導したところ、

「言われた通り湿布を外したら、肩こりが治りました!」

とのこと。

まぁこの事例は極端ではありますが、

湿布が痛みの原因の1つになっている事例は少なくありません。


「ほなどうしたらいいねん!?」

となると思います。


そこで私がお勧めするのは塗り薬です!

塗り薬は、熱を閉じ込めません!筋肉の動きもさまたげません!

実際、湿布から塗り薬に変えるだけでも楽になったとおっしゃる方は

かなりおられます。

 
まだもう1つ湿布をお勧めしない理由があるのですが、

長くなってしまうので、また後日に書かせていただきます。


今日も最後までブログをご覧いただき、ありがとうございました!

\(^o^)/


湿布を勧めない理由①








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