ご存知ですか!?湿布の怖い副作用。

きっしゃん

2016年02月26日 21:00

みなさんこんにちは。

きしです。

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。(*^_^*)


今日は湿布に関して調べ物をしていて、

とても参考になる記事があったのでシェアさせていただきます。



最近の湿布には

「インドメタシン」 「フェルビナク」 「ボルタレン」 「ロキソニン」 

などの成分が含まれているものが多く出ています。


これらの成分は、痛んだ組織を治そうと血液を沢山送るときに、

血管が膨れて発生する痛みを感じさせる物質が出ないように

血流を抑える働きが有ります。


インドメタシンやフェルビナク、ボルタレンなどの湿布薬は、

皮膚から吸収されて血液に乗り全身にクスリの影響が出ます。

胃の壁を守っている成分と痛みを感じさせる成分は同じなので、

長時間貼っていると胃が痛くなる事があるので、

胃薬も飲まなくてはいけません。


ここで痛みやコリの原因をおさらい。

コリや痛みが起きている場所では何かの原因で炎症が起きていて、

そこではCOX-2と言う酵素がたくさん作られます。


COX-2の仲間にCOX-1と言うのが有り、

それは胃の粘膜や血液の中にも沢山あり、

両方ともプロスタグランジンという物質を作っています。


プロスタグランジンという物質は

痛みを強く感じさせる原因になるのですが、

血流を保つ働きや胃の粘膜や

腎臓が正常に働くための重要な役割も持っています。


炎症が起きているところで痛みを感じさせると、

人や動物は

「ここで何か体に良くないことがおきている」

と分かるように成っているんですね。


ただしあまり痛いので人間は何とかしようと、

プロスタグランジンを作るのを邪魔する薬を開発したんです、

それが先程上げた3つの物質なんです。


痛みを感じる物質が作られるのを邪魔するだけで、

原因の炎症を治しているわけでないから注意が必要
なんですね。

プロスタグランジンが作られるのを抑える薬は

貼ったり塗ったところだけでなく血液に乗って全身に届きます。

そうすると次のような問題も起こるんです。


1)胃や腸の粘膜が弱くなる。

胃や腸は自分が出した消化液から自分を守るために粘膜を作りますが、

それにプロスタグランジンが使われているので

胃腸の弱い人は使わない方が良いのですね。


2)ぜんそくの人は使えない。

肺の粘膜もプロスタグランジンで作られていますから、

それが邪魔されると、

特に喘息の症状を持っている人には良くないんです。


3)筋力が落ちる

組織の血流が減って筋肉の弾力が落ちるので、

長く使うと痩せてしまいます。

痩せた筋肉は衝撃を吸収出来なくなりますし、

今までと同じ運動量でも負担が増えて

関節などに負担がかかるようになります。


アセチルサリチル酸の効き目が1とすると、フェルビナクは10倍、

インドメタシンは20倍だそうです。

効き目掛ける含有量で、プロスタグランジンを抑える力が決まります。

(浸透力も少し考えてね)


それらを考慮して使う量や回数を注意書きでは指示しているんですね。

しっかり読んで上手に使いましょう。




湿布って気軽に使えますが、実はこんなに怖いものなんです。

なので私は勧めないんです。


内臓に相当負担がかかること等すでに判明しているようで、

全身に貼って寝たところ、救急車で運ばれた例もあるそうです。



私の湿布に関する記事はコチラ

「湿布を勧めない理由 ①」
http://kishi.osakazine.net/e593816.html

「湿布を勧めない理由 ②」
http://kishi.osakazine.net/e595803.html

「湿布を貼ってコタツに入ってもいい?」
http://kishi.osakazine.net/e599321.html




今日も最後までブログをご覧いただき、ありがとうございました。

\(^o^)/





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