2015年12月25日

温めたらダメ?!

みなさんこんにちは。

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。(*^_^*)


今日は冬場に多い、温めすぎて悪くなってる症例をご紹介します。

「温めるとあかんの!?」

となると思います。もちろん温めるのは良いことなのですが、

温める場所の状態の状態把握が大事なのです。

温めてはいけない状態なのに、温めて余計悪くされている方が

本当に多いです。


余談ですが、少し過激なことを書きますが、

この状態把握ができていない医療従事者はけっこう多いです。


最近当院の患者さんで、ふくらはぎがしんどい、ぱんぱんにはる

とおっしゃる方が少なくありません。

(ふくらはぎだけでなく、ツライ場所全てにあてはまります)

そういった方の患部を調べてみると、炎症を起こされて熱をもち、

はれている方がほとんどです。また筋肉がグチャグチャになっています。

聞いてみると、コタツに長時間入られていたり、

ストーブで温められてる方がほとんどです。

ツライ場所というのは、温めると痛みがやわらぎ、治ったように

思います。これが落とし穴なのです。

ツライ場所というのは、多かれ少なかれ炎症を起こしています。

温めると炎症の熱がわからなくなったり、痛みを感じる限界値が

あがってしまい、結果気持ち良く感じてしまいます。

となると、

「温めたらいいんだ!」

となってしまうのですが、炎症しているところを温めると

火に油をそそぐと同じになります。

その時は気持ち良くても、結果炎症を強めてしまいます。

また、もともと熱を持っているところに、さらに熱を加えるので

その部分は熱中症のようになってしまい、細胞が壊れてしまいます。

「温めているその時は気持ちいい」

これが本当にクセモノなんです!

ただよほど熱をもたないと、炎症しているかどうかはわかりにくいです。


判別法は

「ツライ場所を温めていても一向によくならない」

「逆にひどくなっている気がする」

どちらかひとつでも当てはまれば、即座に温めるのを中止してください!

それだけでも良くなっていく場合も少なくありません。


人間の体は思われているよりも、とても繊細にできています。

細かいことばかり申し上げますが、少し気を付けていただくだけで

楽になられる方は本当に多いです。


今回の記事が気になられた方は

「寒がりの方必見」
http://kishi.osakazine.net/e593632.html

「コタツの注意点②」
http://kishi.osakazine.net/e593513.html

の記事もご覧いただくと、さらに温めに関しての知識が深まります。


今日も最後までブログをご覧いただき、ありがとうございました。

\(^o^)/


温めたらダメ?!



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